釣れないときほど、ゆ〜っくり丁寧に巻け!
その月の釣果はその月の内に!と、いうことで本日6月15日(火)ですが5/23(日)の釣果ブログですごめんなさい。
今回は「サーフでヒラメが釣れない」ときにどうするかを体現したような釣りだったので、それを交えて書いておきたいと思います。
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本記事の内容
何を隠そう、5/6・5/7に調子良く釣れたと思えばそれから16日目の5/23までどハマりしていたのは私です。
【釣果ログ】5/6(木)ヒラメ47㎝と5/7(金)ヒラメ45㎝悪天候や時化、その他の都合により釣りができない日もありましたが、ほぼほぼ毎日フィールドに通うシーズン中に二週間もヒラメが釣れないのはなかなかのキツさです。
なので、その苦しみが癒えないうちにわたしの「釣れない時」の傾向を振り返って、その対処方法を書いておきたいと思います。
この記事を読んでくださったどハマり中のアングラー様が、一刻も早くその闇から抜け出す足掛かりになれば幸いです。
- 同じルアーばかり使っている
- 同じポイントばかり攻めている
- 釣りのテンポが早くなっている
- 巻きが雑に早くなっている
- イライラしている
- 無理しがち
言わずもがな、釣れない時は一番好きだったり使いやすかったり実績があったりするルアーに執着してしまう。
同じルアーばかり使っていれば、当然、その日その時々の正解ルアーに当たらなくなってしまうし、魚がいたとしてもスレる原因になっていたのでしょう。
対処方法
3投したらルアーチェンジとか、そもそもお気に入りのルアーを持たずに普段使用頻度の低いルアーを持っていくとか。
どちらかというと「同じコース」と表現した方がいいかもしれません。
釣れない時は「ここなんじゃないかな」と思ったコースを朝一立ったポイントから永遠と攻めている。
対処方法
魚に当たらなければ釣れる魚も釣れないので、そんな時は普段しないランガンをしてみるとか、入るポイントをガラッと変えてみるとか、とにかく足を使って動いて脳内に酸素をたくさん送り込んで自分自身を活性させる。
釣りのテンポは凄く大事で、サーフなら特に波や潮の流れにアジャストさせて良い感じにルアーが通ったときにヒットするケースが多いです。
ですが、魚とのコンタクトがなかなか無いとついつい巻きが早くなるし半強引にキャストを繰り返してしまう。
しかも、上記も含め、同じルアーで同じポイントで同じコースを永遠と叩きまくっているという…。
これは、釣れる魚も釣れないですね(笑)
対処方法
一歩引いて呼吸を整えて波の間合いをしっかり見る。
ドリンクタイムやスマホタイムを挟んで、強制的に釣りのテンポを落とす。
ながらではなく、自分の釣りの手を止めて周りのアングラーの釣りを観察する。
釣れた時はどの速度の巻きにしてもじっくり丁寧に巻けている。
イコール、ルアーがきれいに泳いでいるということで、逆に、巻きが雑になればルアーも雑に泳ぎ最悪動きが破綻しています。
この雑をもう少し深掘りすると、巻きが雑になればなるほど自分が思い描いたものとは異なった動きでルアーは泳いでいるでしょう。
つまりは、本来釣れるメソッドやスキルを持ち合わせていても、それを発揮できていなければ自らバイトチャンスを逃し潰していることに。
なので、本来釣れても良いタイミングで釣れずにドツボにハマってしまいます。
対処方法
釣れないときほど、ゆ〜っくり丁寧に巻く。(これが重要)
これに徹した上で、途中、早巻きしてみたら釣れちゃったとかいうケースもあると思います。
結果的に、ゆ〜っくり丁寧に巻いて綺麗にルアーを泳がせていたことで、早巻きのイレギュラーアクションが効いてバイトに至ったということになりますね。
雑な釣りを繰り返して釣れたのとは、その意味と経験が天と地の差で変わりますね。
釣れないと本当にイライラしますよね。
どんどんどんどん釣りが雑になってイライラも増幅していき負のスパイラルに陥ります。
普段できることもできなくなり、より魚は遠のく…。
隣のアングラーが釣っちゃったりした日にはもう…、ですね。
釣りはやはり一人称のことなので、自分自身に結果が出なければイライラして当然です。
他人の釣果にイライラするのは人が良く無いなど考える必要はなく、そういうものだと思って上手に自分と向き合うしかないですね。
話が少し外れましたが、
対処方法
釣れない原因の半分は海にあるので自分を攻めない。
どうやったってそこに釣れる魚が居なければ釣れるわけがないので、釣れなかった=魚が居なかったで全然OK。
他の楽しいことを考えて、釣り脳に余白を作る。
釣れなくてイライラしていっぱいいっぱいになっている頭は少しでも解放するべきです。
従って、釣り以外で楽しいことを考えることをおすすめします。
イライラしてたら釣りはしないし、イライラしてきたら辞めて他の楽しいことをする。
「せっかく釣りにきたのに粘れば釣れる、だからここで辞めるのは勿体ない。」よりは、辞めれるなら辞めてしまった方が得策です。
何より、イライラの先は面白くなくなるが絶対待っているので、そうなる前に回避しておきましょう。
釣れないと、何が何でも一刻も早く魚を釣りたいと思ってヤケになり、自分では冷静だと思ってはいても絶対的に釣れるときよりテンパっています。
多少の体調不良や寝不足状態でも釣りに行き、結果、疲労を増幅させるだけ…。
対処方法
自分でちょっと無理してるけど頑張ろうとか思った段階でたぶん相当無理をしてるはずなので、ここまで来たら一旦釣りはお休みしましょう。
釣れてる時の「頑張ろう」とどハマり中の「頑張ろう」を同義にしないことがコツ。
イライラ状態と対処方法は同じで、辞めれるなら辞めてしまった方が得策。
面白くなくなる前に一旦現場を離れましょう。
と、いうことで、以上がわたしが釣れない時に陥る負のスパイラルとその対処方法になります。
その中でも、「釣れないときほど、ゆ〜っくり丁寧に巻く。」これが最大のキーだし、実際にそれを体現したのが今回の釣果になります。
繰り返しますが、どんなにイライラしていても、どんなに無理をしていても、「釣れないときほど、ゆ〜っくり丁寧に巻く。」それが一番大事。
当日の海の様子はこちら↓↓↓
この日は小雨釣行だったのですが、普段雨釣行は避けるわたしですが、もうこの時点でだいぶ無理をしていましたね。
時化た海がなかなか落ち着かなかったということもありますが、この魚が釣れるまでは負のスパイラルにどハマり中だったと記憶しています。(この記事執筆中の今現在もそれっぽい)
では、どうやって負のスパイラルから抜け出せたのかという話ですが、上述した通り「釣れないときほど、ゆ〜っくり丁寧に巻く。」これだけは徹底していました。
それの何が良いのかというと、こういうこと。
サーフのヒラメ釣りの基本形は、ボトムスロー、海底に沿ってゆっくりルアーを泳がせてくること。
これは、プラグ・メタルジグ・ワーム、どれを使っても同じです。
なので、釣れなくてイライラして無理をして雑念が多ければ多いほど、シンプルにゆっくり丁寧に巻くことだけに集中して心身の負担を軽減しましょう。
ゆっくり丁寧に巻くことさえできていれば、後は、ルアーをローテーションしていけば自ずとアクションは変わるしヒラメ釣りの基本形からはみ出てしまうことはありませんね。
なので、「釣れないときほど、ゆ〜っくり丁寧に巻く。」は、どハマり中の闇から抜け出すための理にかなった釣法なのです。
更には、せっかく釣れたのに何故釣れたかのか正解が曖昧になりにくいという点でもこの釣法は優れていますね。
イライラしてガチャガチャやっていていつの間にか釣れたのでは、元も子もないです。
それでは、当日のルアーローテーションはこちら↓↓↓
スナッチバイトシャッド4 ユリアゲチャート
とにかく早く釣果を出したいので今季一番実績のあるワームを朝一に投入。
普段八割型ミノーからスタートするわたしの釣りですが、とにかく早く結果を出したいのでワームからスタート。
それ自体は別に悪くないし狙いを持ってやるのなら良いのですが、今回については自分の釣りのメソッドからはみ出した格好で、やはり魚を遠のかせていた原因だったと分析しています。
Megabass ハゼドンSW4.2 クリアホロ
ワームの種類と色を変えてアピールを大きくします。
ワームで手前を攻めてもバイトがなかったので沖を攻めます。
ロケットベイトは巻きよりも、お尻からスッと落ちる特性を活かしたリフト&フォールがヒラメには効果的。
シンプルにストップ&ゴーで狙います。
浮き上がりが良すぎるかっ飛び棒はレンジキープがちょっと難しいので、巻いた後は必ずストップフォールを入れるのがコツ。
かっ飛び棒からシルエットを変えてよりボトムを意識した釣りを展開。
更に沖のボトムを攻めます。
わたくし的にはかっ飛び棒より俄然飛びキンの方がおすすめです。
但し、重量と比重バランスの特徴から強めのロッドじゃやないと扱い憎いのが難点です。
中距離をミノーで攻めます。
ワームやシンペンとは異なった線の釣りを意識。
釣れてない時にミノーなんてとは思いますが、敢えてそれをやることで切羽詰まった釣りに余白ができます。
更にミノーのアクションを強めて攻めます。
全体的に一通り攻めた後にこれを沖からユラユラ引いてくるとバイトに至るケースが結構あります。
スナッチバイトシャッド4 ギンハラホワイト
もう一度ワームでバイトを狙いに行きます。
小さいジグを使って極めて渋い状況からバイトを引き出そうとします。
攻め方の意図は、ボトムへの直接的なコンタクトを強調し魚にスイッチを入れることが狙い。
スイミング系のジグでボトムコンタクトから巻きの釣りを展開。
※デフォルトフックは非常に柔らかいので交換後の使用をおすすめします。
冷斬からシルエットを変えて更に巻きジグの釣りを展開。
※2021年6月発売のNEWアイテム「GUN助」。FoxTailは後方重心で巻きメインの設計。GUN助はセンターバランスでシャクリに寄せた設計。
スタッガー オリジナル3.5 クロキン
雨と濁りで光量少なめですが、敢えてブラック系のワームでバイトを誘います。
Megabass ケムリカーリー4.5 ライムチャート/ゴールドフレーク
結果、ここまで14通りのルアーを何度も通したコースの手前でバイトでした。
印象的には、時間の経過と共に沖から侵入してきた魚ではなく、ずっとその位置に定位していたようなバイトの出方でした。
その理由は、駆け上がりのところで明確な噛みつき食い上げバイトによるヒットだったからです。
ということで、釣れない時期が続けばどんどん自分の釣りが懐疑的になり乱れていきますが、そんな時は「釣れないときほど、ゆ〜っくり丁寧に巻く。」だけに徹してルアーをローテーションしていけば、自ずと正解が見えてくるということ。
それを改めて体現できた釣りでした。
そして、「釣れない時」の自分の傾向を把握し対処していくことで、出来るだけストレスフリーな状態を維持することが長い釣れないトンネルから抜け出すコツだと思います。
皆様の良き釣りへのヒントになれば幸いです。
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