#イこうみんなでワームマン
ゴムで釣れたらこれでシェアしてね♪
4月に入ったとはいえ、例年通り行くと宮城サーフは概ね後1ヶ月ほどサーフフラットフィッシュシーズンinまでは我慢なわけですが、なんと今季初モノ50UPの良型をGETすることができました。
そして、この釣りでは皆様にシェアすべきヒラメを釣るための生攻略情報が採取できましたので、まだその感覚がフレッシュなうちに書いておきたいと思います。
- ワームでの狙い方
- 時化の荒れた海での狙い方
- 満潮パターンの狙い方
そんなヒラメ釣果動画はこちら↓
サーフヒラメ釣りの答えが知れるYouTubeのチャンネル登録もよろしくお願いします!
本記事の内容
とういうことで今回はワームでの釣果だったわけですが、今年は正にこういったワンチャンを確実に獲りに(撮りに)にいくという方針でやり始めた初日ですよ。
ところで、これまで散々#PLUGMANとか#SJFとかシェアしてきてたわけですが、ワームについてはそもそも少年時代のバス釣り通いでよ〜く身体に染み付いてる釣りなので、それをサーフでやるからって感覚的には何も問題は無いのです。
ワームが釣れる理由については「YAMASHITA Maria」が提唱する魚を釣るための理論「生態波動論」を見ていただくのが早いし自分もこれをかなり参考にしてます。
動画内でワームには触れていませんが、ワームが出す波動が「生態波動論」で言うところの「魚が実際に出している波動」により近い物なので、そりゃ釣れるよねとシンプルに考えてOK。
ワームが釣れる理由がわかったところで、問題は、この「波動」を何処でどうやって出してヒラメを狙っていくのかが鍵になります。
ワームの波動を出すには言わずもがな、水流を受けさせる必要がありますが、より一定で安定した水流を受けた方がそりゃ波動もきれいに良い感じに出ます。
なので、やはり大事なのがただ巻きで、巻きの上手い下手で釣果が変わるのもそのせい。
これはプラグやジグの釣り方シェアでも言っていますが、サーフは特に波や流れや風の影響をもろに受けやすいので、キャストするタイミングがかなり重要。
サーフに立ってよ〜く波を観察していると、必ず波と波の合間に少し長めに海面が平坦になるタイミングがあるので、それを狙ってキャストします。
プラス、できれば風の間合いも読んで合わせるとなお良しで、そうすれば波風の影響を極力受けさせずワームを引いてくることができますね。
そして巻き方ですが、まずは普通に巻いてみて一番水馴染みが良い巻き調子を探ります。
どうしても感覚的な話にはなってしまうのですが、巻いていてルアーの抵抗やラインのテンション感、ロッド角度とかが気持ちよ〜く感じるゾーンってありますよね?
先に書きましたが、波風の影響をほぼ受けてない状態で気持ちよ〜く巻けてる時というのは、ワームに一定の安定した水流を受けさせて引いてきてこれているということになります。
なので、その感覚に当たりがついたらここからが大事なところになるのですが、それをヒラメのバイトゾーンへ送り込んでやります。
基本、ボトムに張り付いて捕食のタイミングを伺うヒラメですから、当然ヒラメのバイトゾーンは「底」で、ヒラメ目線で言うと「目と鼻の先」。
どう送り込んでやるかというと、先ずはじめにやることはワームを引いてくるレンジを極力下げるということ。
先に当たりをつけた気持ちよ〜く巻いてこれるゾーンから徐々に巻き速度を落として行きます。
巻き速度の落とし方は可変的にやるのではなく、一段階遅く、二段階遅く、三段階遅くと、チャリのギアを落とすように段階的にやります。
何故段階的にする必要があるかというと、一回ワームを引いてくるまでにジグザグに巻き速度を変えてしまうと、せっかく出せていただ良い感じの波動に乱れが生じるからです。
もちろん敢えてそれをする釣り方もあるのですが、それはまた別な記事にしてここではただ巻きにフォーカスして説明しますね。
サーフというフィールドは大なり小なりの勾配が存在しています。
例えば一段階遅く巻いてきた時は、特に何もなくワームが手元まで戻りました。
次に二段階遅く巻いてきてみると、着水地点からちょうど半分くらい進行したところでボトムの傾斜にジグヘッドがぶっ刺さりました。
このぶっ刺さった感覚というのは、巻いてる途中でグ〜っと重くなるのがそれです。
次に三段階遅く巻いてみると、今度は巻初めから間もなくグ〜と重くなったとしたらそれは底をずり引いているということになるので、ここでのヒラメのバイトゾーンへワームを通す巻き速度は、気持ちよ〜く巻いてこれるゾーンの二段階遅くverがそれで、実は狙うべきポイントもここにあります。
二段階遅く巻いて着水地点からちょうど半分くらい進行したところでボトムの傾斜にジグヘッドがぶっ刺さったところが、所謂、一番手前のファーストブレイク、または駆け上がり初め付近になります。
ヒラメは特に、マズメ帯のタイミングはここに着いていることが多く、そのほどんとが捕食を目的に沖から入ってきているのでほぼほぼやる気スイッチも入りかけてます。
なので、そこでヒラメがバイトしてくることを想定してワームを送り込みます。
送り込むという表現をしているのは、波風の影響を受けさせずスローにワームを引いてこれていれば、自然とその日の水の流れを受けて流れの方向へ良き波動を発生させながら流れていくからです。
よく言う、流れの切れ目で食ったとか流してたら食ったというのは、明け方シャローに入ってきたベイトとなる小魚などは同じように半分流れに身を任せながら漂っていて、ヒラメの目的はそれだし、それに似せた動きを演出できていたという結果です。
フリーフォールやテンションフォール中にルアーを流れに乗せて送り込むことだけが「ドリフト」というわけではなく、これはデットスローのただ巻きドリフトです。
- ワームに備わっている「生態波動論」に基づいた「波動」は、波風のタイミングを合わせて気持ちよ〜く巻いてこれるゾーンでイイ感じに発生させられる。
- ヒラメのバイトゾーン(目と鼻の先)へワームを通せる巻き速度を段階的に調整し、やる気スイッチがほぼほぼ入ったヒラメが着いているであろうブレイクポイントを見つける。
- 波風のタイミングを合わせてデットスローで巻くことで、まるで流れに身を任せて浮遊するベイトのような演出でワームはヒラメのもとへ流れていく。
ということで、これだけその状況にアジャストさせることができていれば、釣果は必然ということになりますし、先日の初モノヒラメをGETしたメソッドはほぼほぼこれです。
この日ワームで釣果を出したと同時に海はまあまあ時化てて波が高かったわけです。
- 時化でも釣りができる時化がある
- 時化時の釣りは待つことが最重要
これはやってみないと分からない部分もあるのですが、時化ててもルアーをちゃんと通せる具合のときとそうでないときがあります。
ルアーをちゃんと通せる具合というのは、荒れててもある程度水や流れにまとまりがあって、気持ちよくルアーを通せるタイミングとゾーンがある時。
これがまさに先日のそれだったのですが、こういう時は結果、魚も着くというのが分かったので「時化でも釣りができる時化」と判断できます。
一方そうでないダメな時化は、どこに投げてもどこを通しても潮が重ったるく常にガチャ波で水や流れも不規則でまとまりがない時。
釣果を出した翌日の朝がまさにそんな感じで、この日は時化ぶり返しで更に波が高くなったプラス、どこを通してもほぼほぼホンダワラ地獄。
こういうケースはよく言う「何やってるか分からない」感覚に陥るし、魚は着いていたとしてもちゃんとルアーのポテンシャルを引き出せなければ狙いも定められないので釣れる確率は下がります。
せっかく竿を出したのにという気持ちを抑えるのは心苦しいですが、早めに切り上げて魔界にでも逃亡するのがおすすめですね。
「時化でも釣りができる時化」と判断できた時ですが、基本的に「待ち」の釣りになるし、それができるかできなかで釣果も左右します。
というのも、時化ててもルアーをちゃんと通せる具合というのはあくまでタイミングであって、何も考えずにキャストを繰り返していれば時化の高波とガチャ波にルアーが撒かれてそれこそ「何やってるか分からない」になります。
待つといっても長くても二、三分程度のことですし、状況によって落ち着いてそうなポイントへ左右へ移動を繰り返すのも手。
出来るだけ波が平坦になっているタイミングを見計らって、気持ちよくルアーを通せるタイミングとゾーンを探しながら釣りをしていきます。
そうすると時化てても自ずと釣りが状況にアジャストしていき、釣れる魚を確実に獲ることができるようになります。
何度も繰り返しますが、重要なのは波風のタイミングを合わせて「待つ」ことです。
ヒラメは基本的には干潮パターンだしわたしも常々それを目安に釣行スケージュールを立てます。
しかし、この日はそもそも朝が満潮の潮回りだったし、朝マズメのやる気スイッチほぼほぼONのヒラメを狙うには満潮パターンとしてゲームを組み立てるしかありませんでした。
- 干潮時に満潮時に魚が着くであろうポイントを探しておく
HIT当日は後中潮(大潮後の中潮)4日目で干満さが100㎝あり、満潮時と干潮時では見える景色もキャストが届くポイントも変わります。
前日の日中に時間があったため正午付近の干潮時に様子を見にいき、サーフの傾斜角度のチェックと満潮時ファーストブレイクラインになるであろうポイントを探します。
サーフの傾斜角度はできるだけ角度があるとろこが良く、それが俗に言うヒラメが着く地形変化のポイントになります。
何故かというと上述した通り、朝マズメのファーストブレイクラインにはやる気スイッチほぼほぼONのヒラメがベイトを求めて身を潜めながら定位します。
ここで重要なのが、満潮時の立ち位置からそこへキャストが届くかどうかと、ボトムまでのレンジ範囲の確認。
せっかく見つけた良さげな傾斜(満潮時のファーストブレイクライン)も、ルアーが届かなければ意味がありません。
サーフの環境に慣れないと判断が難しいかもしれませんが、ワームでそこを狙うには立ち位置から2〜30mの範囲内を想定すると良いです。
そして満潮時のレンジも想定しておくこと。
何のルアーで狙うかにもよりますが、満潮時でも浅すぎるところもあれば深すぎるてしまう箇所もあるし、当日の波や流れの状況にも左右されます。
治ってきていたとはいえ時化で荒れた状況だったので、今回は最大レンジ(波が立ったところから)3mと想定。
繰り返し書いている通り、時化でも出来るだけ波が平坦になっているタイミングを狙えばそのレンジは1.5m程度になりますね。
これなら満潮時でも通常の下げで釣りをする遠浅サーフの感覚に近くなるわけです。
はい、ということで2021年初モノヒラメ50UPはこれらの想定が全てうまく絡み合っての会心の一枚だったということになります。
動画をご覧になっていただいた通り、実釣釣果ベースの記事なので100%信頼していただいて損はないです♪
この記事やその他についてご質問・ご意見等ございました、本記事のコメント・お問い合わせページ「Contact」にてお寄せいただければと思います。
また、釣果速報やお役立ち情報のシェアはTwitterベースで日々発信していますので、是非、YouTubeのチャンネル登録と合わせてフォローをお願いしますm(_ _)m