魚は未だいないよ!寒い!
ようやく重い腰を上げて今年の初陣に行って参りましたよ。
と言っても海水温は10℃にも満たず、まだまだ釣れる魚には巡り会えないことは分かっているので、今月(2021年3月現在)はまだオープン戦です。
この時期、いろいろと試すことでシーズンインからの爆裂釣果を目指して行きたいと思っております。
はい、ということで本記事は「ネッサリミテッドS100MH+とステラSW5000XG」の組み合わせについて、下記のYouTube動画と連動させた内容となっております。
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本記事の内容
ネッサリミテッドS100MH+とステラSW5000XGはサーフヒラメタックルとしてもベストです
今年のメインタックルとして「ネッサリミテッドS100MH+とステラSW5000XG」は、かれこれ昨年暮れから計画してようやくセットで試投してきました。
結果は予測や想定を超えてかなり良きで、間違いなくサーフヒラメタックルとしてベストの部類に入ります。
とうか、期待に反してネガティブな結果が出てたらその高額タックルどうすんのっ?てっいう心配から解き放たれて安堵しております。
心配された懸念事項としては下記の通りでした。
- ネッサシリーズでは適合ウェイト内のルアーでも重いと重さ負けしないか?
- ステラSWは重すぎないか?
- ステラSW5000推奨PEライン2〜3で1.2とか大丈夫?
- ステラSWのドラグは小物には向いてない?
- タックルバランス的に上手く納まるのか?
と、これらの不安要素を抱えていたわけですが、その全てを振り払っての好感触を体感することができています。
実際にフィールドでタックルを組んでルアーを背負わせた時の持った感じは、ハイエンドタックルならではの「軽っ!」の驚きはそのままです。
ステラSW5000XGは自重が「420g」ありますが、その重さは特に感じないです。
特にロッドがS1010M+とS100MH+では、前者が「3.30m」、後者が「3.05m」と「0.25m(25㎝)」短くなったことでかなり取り回しが良くなった感があります。
ロッドの自重は「179g」と「172g」でその差「6g」と誤差の範囲のようなものですが、短くなった恩恵でより重心が手元に近く感じるようになり、そもそものベストバランスがmore ベストバランスになったと感覚的に得ることができます。
「S1010M+」と「S100MH+」のスペック差分表を載せてきます。
スペック | S1010M+ | S100MH+ |
---|---|---|
全長(m) | 3.30 | 3.05 |
継数(本) | 3 | 3 |
仕舞寸法(㎝) | 115.0 | 106.6 |
自重(g) | 179 | 172 |
先系(㎜) | 2.1 | 2.3 |
プラグウェイト(g) | 8〜42 | 10〜56 |
ジググウェイト(g) | MAX48 | MAX65 |
適合ラインPE(号) | 0.8〜2.0 | 1〜2.5 |
リールシート位置(㎜) | 460 | 460 |
カーボン含有率(%) | 99.5 | 99.5 |
本体価格(円) | 81,000 | 8,2000 |
二本のスペック的数値の差はご覧になって分かる通りですが、基本的には「ネッサリミテッドシリーズ」のロッドのキャラクターはそのままです。
そのロッドキャラクターについては先の記事で詳しく解説しておりますので、こちらも合わせてご覧ください。
「S100MH+」は「3.05m」と「0.25m(25㎝)」短くなったことで、このシリーズ最大の特徴の三本継による特性が薄れるのではないかと思いましたがまったくそんなことはありませんでした。
アングラーの入力に素早く反応し3ピースそれぞれがしっかり稼働し良くしなるし、「S1010M+」同様に振動収束がすこぶる早くキャストがバシッと決まります。
ロッドテーパーが「MH+」となったことの違いは、よくある「硬くて曲がらなくなった=強くなった」とは少し違います。
ここがこのシリーズ番手別による最大の「違い」になると思いますが、基本的にはこのロッドはシリーズ通してとてもよく曲がりますが、この曲がってからの復元力に「M+」であるとか「MH+」の違いが現れます。
ロッドが復元する際に手元に感じる戻る力が、「MH+」ではより大きく太く伝わってきます。
車でいうと、よりトルクフルなイメージです。
この感覚は正直意外でしたし、私もきっと「硬くて曲がらなくなった=強くなった」のだろうと予測していましたが、かなり良い意味で予測を超えて良いものでした。
軽くなった上バランスも良くなり取り回しも良くなったのに三本継ロッドの性能はそのままでよりトルクフルにパワーUPした感じ
「18ステラC5000HG」と「19/20ステラSW5000XG」のスペック比較表を載せておきます。
スペック | 18ステラC5000HG | 19/20ステラSW5000XG |
---|---|---|
ギア比 | 5.8 | 6.2 |
実用ドラグ力(㎏) | 7.0 | 10.0 |
最大ドラグ力(㎏) | 11.0 | 13.0 |
自重(g) | 260 | 420 |
スプール寸法(経㎜/ストローク㎜) | 52/19 | 54/19 |
PE糸巻量(号-m) | 1.5-400,2-300,3-200 | 2-350,3-240,4-170 |
最大巻上長(㎝/ハンドル1回転) | 95 | 105 |
ハンドル長(㎜) | 57 | 65 |
ベアリング数(BB/ローラー) | 12/1 | 13/1 |
本体価格(円) | 85,900 | 108,200 |
両リールの自重差は、前者が「260g」後者が「420g」で「160g」もありますし、サーフでSWリールを考えてる人が一番に気になるところがこの重さでしょう。
正直、組み合わせるロッドによるところもあると思いますが、ネッサリミテッドと組んだ場合はロッドのバランスが良い分リールの重さはほぼ相殺されます。
もし、組み合わせるロッド自体のバランスで余分な重みを感じるようであれば、その場合はリールの重みも直に感じてしまうでしょう。
話を戻しますが、このセットだと持った感じはかなり手元のおさまりが良いので、重さよりもSW仕様の剛性感がより際立ちます。
そうなるとこのリールの特性を従分に活かすことが可能となりますね。
まず、剛性・耐久面では言わずもがな、普通のリールで少し心配になるシーンでも神経質になることが無くなります。
砂も海水もより侵入しずらくなっているし、フルアルミボディですから外的圧力や引力にも強いですね。
それから、私が特に「良き」と感じたところが「巻き感」です。
“ノーマルステラとステラSWの巻きを比べてみた“的な記事や動画をよく目にしますが、そのほとんどがノーマルステラの方が巻きが良いとの結論ですが私は逆で、ステラSWの方が圧倒的に「良き」と感じています。
その理由は、このリールに搭載されている「インフィニティドライブ」によるところも当然あるのですが、「19/20ステラSW5000XG」の番手に絞って言うと、ローターサイズのマッチングが肝になっていることです。
「19/20ステラSW#4000と#5000」のサイズ展開表を載せておきます。
ボディサイズはどちらも「#5000」と同じなのですが、ローターサイズがサイズ#4000は「#4000」、サイズ#5000は「#5000」となっています。
これがどういうことかというと、自重でいうと#4000は「355g」#5000は「420g」でその差は「65g」あり、#5000はローターが約「65g」重い一回り大きい物が搭載されているということになります。
まさにその恩恵で、#5000の巻き感はローターが重い分遠心力が増幅されその分回転が安定し、これが巻き感が良いと感じる肝のカラクリになっています。
これはあまり公にしていませんが、「19/20ステラSW」について「4000HG」と「5000XG」を同時購入し、実際に実機検証した上で結論づけていますのでご安心ください。
サーフで使うにはどちらが良いか検証した時に、より「巻き感」にパワーと上質さがある「5000XG」を選択し、「4000HG」についてはYouTubeチャンネルメンバーシップの方にお譲りしています。
よかったらメンバーシップもよろしくお願いします。
ちなみに両サイズの違いはスプール系、ハンドル長、ドラグユニットの違いによるベアリンス数(#4000はXタフドラグ非搭載)で、ギア比はXGとHGでそれぞれ同様であり、「#5000」を購入しておけば「#6000」のスプールを付けられるので汎用性が高いです。
なので、「ステラSW5000XG」をサーフで使う場合、決して重すぎるということはなく、多少の重さよりもずっとアドバンテージの方が多いということになります。
ちなみに、SWシリーズのスプールはキャスト時に飛距離を伸ばすことに有利な「ロングストロークスプール」仕様ではありませんが、従来比5%の飛距離UP程度なので特に気にすることではないですね。
推奨PEライン2〜3ですが1.2を使っても何も問題なく、ドラグについても小さな力でもスムーズに作動するのでOKです。
ネッサリミテッドS100MH+とステラSW5000XGで試したルアーのインプレッション|全てキャスタビリティーに遜色無し
ということで、ここからは実際にキャストを試したルアーに感想を一言添えて載せておきます。
60g級のルアーはまだ試していませんが、一先ず下記の物なら重さ負けすることなく非常に快適なキャスタビリティーが体感できました。
また、ジャークやトゥイッチといったロッドアクションも同様に、かなり快適にインプットすることができます。
わたくし「Naosako」は「#デュエルサポーター」として2021年6月30日まで契約していますが、それを抜きにしてもHARDCORE製品を気に入って使っているので、贔屓目無しにインプレッションを書いています。是非、参考にしていただければと思います。
重量バランス的に40g以上の重さを感じ、投げ難い、フルキャストが怖い、といった感覚をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
私も「ネッサリミテッドS1010M+」では若干のそれを感じていましたが、「ネッサリミテッドS100MH+」ではまったく躊躇することなく投げ込めます。
95Sの40gから15㎝・10gアップ、新登場したモンスターショット110Sです。
適合プラグウェイトの上限が56gなので、流石に投げにくさを感じるかと思いきや、そんなことまったく感じることはありません。
竿が硬いというわけではないのですが、この竿の「MH+」は不思議なパワー感を持ったテーパーです。
モンスターショット同様に投げにくさを感じるヘビーショットですが、新発売の125㎜・40gは、これまでの105㎜・30gよりキャスタビリティーが良くなっています。
これは、ルアーが長く重くなった分空気抵抗が低減され、飛行中の推進力が増幅された結果だと思います。
ヘビーショットのサイズ違いによる操作感の違いはほとんどなく、重い方・軽い方、長い方・短い方といった観点で使い分けるのがいいと思います。
また、モンスターショットより水切れが良いので浮き上げ易いし浮遊させ易く、アングラーのインプットに対しての反応がタイトといった特徴があります。
潮流の状況にもよりますが、こちらの方がよりドリフトさせ易いです。
また、フォール時の振り幅はヘビーショットの方が細かいピッチで設定されているため、確実に違ったアプローチを展開することができます。
昨年かなり重宝したメタルジグです。
かなり細身のジグながら、巻いても止めてもシャクってもかなりヒラヒラと良く動いてくれます。
俗に言う、マイクロベイト的な時にかなり効力を発揮しますが、そんなこと度外視しても常に釣果を上げられるジグの一つですし、個人的には「ima GUN吉」より誘う力は高いと考えています。
ただ一つ難点があるのが、「限定生産」故に手に入りにくいこと。
今年のタックルなら更に「40g」版も用意に使うことが可能になるので、更に釣りの幅が広がります。
言わずと知れた、昨年YouTubeチャンネルメンバーシップのとある方が70UPの座布団ヒラメを仕留めたジグになります。
私は、アクション時に重さを感じることが嫌で30gをメインで仕様していたのですが、40gの方がサイズもアクションも大きくアピールが絶大です。
40gを基調とすることができれば、よりサイズの良いヒラメへ近づくことができます。
2021年4月に「スピンブリーズ140Sフラッシュブースト32g」が新登場するので、その前にオリジナルのおさらいです。
ヒラメミノー系よりも投げにくさのある本ルアーですが、「ネッサリミテッドS100MH+ × ステラSW5000XG」の組み合わせではほとんど感じませんでした。
竿が強くなるとミノーは投げにくいということがありますが、ネッサリミテッドについては重量系ミノーであれば問題ないです。
というよりも、「1010M+」より取り回しが良くなった分、ミノーもだいぶ扱い安かったので、新商品の登場が待ち遠しいですね。
スピンブリーズのインプレとしては、遠浅サーフのボトムをブリブリ誘うのに最適です。
飛びキン使いたいけど重過ぎるという方も多いのではないでしょうか。
私もその一人でしたが、今回のタックルでようやく「飛びキング105HS」を意のままに使えそうです。
以前YouTubeでリクエストいただいていました「かっ飛び棒」のインプレッションもようやく作れそうです。
と、いうことで「ネッサリミテッドS100MH+ × ステラSW5000XG」について簡単に書くつもりが、なかなかのボリューム感になってしまいました。
裏を返すと、それだけポテンシャルの高いタックルセットになっているということなので、今後も検証しシェアしていきたいと思います。
また、これは別の記事にしますが、これだけステラSWがサーフで良いとなると当然「21ツインパワーSW」もサーフで良きということになると思います。
この記事やその他についてご質問・ご意見等ございました、本記事のコメント・お問い合わせページ「Contact」にてお寄せいただければと思います。